音声 再生 公式サイト(pdf)
感染予防ハンドブック
再生 停止
感染伝播予防の徹底
家庭でできる感染対策の基本は、こまめな手洗い、正しいマスクの使用、症状があるときは外出を控えること、です。
感染症にかからない、うつさないためには、複数の対策を組み合わせることが大切です。
・咳エチケット
・手洗い・手指消毒
・環境消毒
・換気
「できるだけ感染のリスクを下げていく」 という考えかたに基づいて、一つ一つの対策を確実に行いましょう。
対策 1. 咳エチケットを守りましょう!
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫やそこに含まれるウイルスなどの病原体が飛び散ることを防ぎます。
●咳・くしゃみなどの症状のある人はできる限り、外出を控えましょう。
●やむを得ず出かけるときは、正しい方法でマスクを使いましょう。
咳やくしゃみをする時は、ハンカチやティッシュ等で口と鼻を覆い、他人から顔をそむけ、1メートル以上離れましょう。
●使用した紙は、すぐにゴミ箱に捨てて手を洗いましょう。
●ティッシュがないときは、洋服の袖で口・鼻を覆います。
咳の症状があるときは、周りの人へうつさないためにマスクを着用しましょう。
咳をしている人に、マスクの着用をお願いしましょう。
咳エチケットを実践しましょう
① 咳症状があるときは、マスクを着用する
② 咳・くしゃみの時はティッシュで口と鼻をおおう
③ 咳・くしゃみの時は周囲の人から顔を背け、1メートル以上離れる
④ 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱※に捨てる
⑤ 液体石けんと流水で手を洗う
※ゴミ箱にはビニール袋をかける。ふたに手を触れずに廃棄できるゴミ箱を使う。
マスクは正しく使いましょう
■付け方
・裏表を確認する
・ノーズピースを鼻の形に合わせる
・ひだを上下に伸ばし、下あごまでしっかりとおおう
■外し方
・マスクの表面に触れず、ひもを持って外す
・外したマスクはその手でゴミ箱に捨てる
・手指衛生をおこなう
対策 2. 手洗いをしましょう!
自宅に感染症を持ち込まないためには,,,
外出時は,多くの人が触れた場所を自分も触れている可能性があるため、外出から戻った後は、流水と石けんで手を洗うか、アルコールで手指を消毒しましょう。
家庭の中での手洗いのタイミング
・ 外出から戻った後
・ 多くの人が触れたと思われる場所を触った時
・ 咳・くしゃみ、鼻をかんだ後
・ 症状のある人の看病、お世話をした後
・ 料理を作る前
・ 食事の前
・ 家族や動物の排泄物を取り扱った後
・ 自分がトイレを利用した後
外出中も手洗いのタイミングは同様です。
洗面台もアルコールもない場合や、小さなこども、手の不自由な高齢者は、アルコールを含んだウエットティッシュで両手をゴシゴシと隅々まで丁寧に拭くのも効果的です。
流水と石けんによる手洗い
① 手のひらにせっけんをとり、よくこすりあわせる
② 手の甲を伸ばすよう に洗う
③ 指先や爪の間をよく洗う
④ 指の間を十分に洗う
⑤ 親指と手のひらを ねじり洗う
⑥ 手首を洗う
⑦ 流水でよくすすぐ
⑧ ペーパータオルで よく拭く
アルコールを用いた手指の消毒
① 手のひらに消毒薬をとり、 よくすりこむ
② 手の甲に伸ばすようにすりこむ
③ 指先や爪先の内側にすりこむ
④ 指の間にすりこむ
⑤ 親指を手のひらでねじりながらすりこむ
⑥ 手首にもすりこむ
対策 3. 環境消毒・換気
咳やくしゃみなどの症状がある人が、手で鼻や口をおさえると、手にウイルスがつきます。その手で手すり、テーブル、ドアノ、他の人がその場所を知らずに触り、自分の口、鼻、目を触れることで感染することがあります。
<環境消毒>
●家族がよく触れる場所(部屋のドアノブ・照明のスイッチ・リモコン・トイレのレバー等)を消毒します。
●1日1~2回、ドアノブ、テーブル、てすり、スイッチなど、手のよく触れるところを、薄めた漂白剤(0.02%次亜塩素酸ナトリウム水溶液)または,アルコールを含んだティッシュで拭きましょう。
※漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)を使用した場合は,拭いた場所がさびるおそれがありますので,消毒後は水拭きしてください。
<換気>
●感染症の伝播(うつる)を防ぐためには、部屋の ウイルス量を下げるために、部屋の十分な換気を行います。日中は2~3時間ごとに窓や扉を開けるなどして部屋の空気を新鮮に保ちましょう。
<空間>
●症状がある家族とは、できる限り部屋を分けましょう。症状がある家族の部屋は、窓のある換気ができる部屋にします。
●症状がある家族本人および同居の人は石鹸と流水でよく手を洗い、同じ部屋などで目安として1~2メートル以内で接するときは、どちらもマスクをしましょう。
感染予防に関するQ&A
※新型コロナウイルス感染症の発症者に関する情報がまだまだ不十分なため、 同じコロナウイルスのグループに属する中東呼吸器症候群(MERS)に関する注意点に沿って説明しています。
Q1.感染した(疑われる)家族を看病する場合に気をつけることは?
A. 可能であれば、看病を行う人は1人に限定しましょう。
看病をする人をなるべく1人に限定することで、接触のリスクを下げることができます。
看病をするときは、手袋やマスクをつけ、使用したマスクや手袋などはビニール袋にいれて袋を閉じて捨てます。看病のたびにこまめに手洗いを行います。
看病するひとも毎日2回は体温測定を行い、感染症状が出てこないか十分 に気を付けましょう。
症状のある人
 マスクを着用します
看護をする人
 マスク・手袋を着用します
 こまめな手洗いを行います
Q2. 手を洗うときに気をつけることは?
A. 手はこまめに洗います。流水と石けんで洗います。洗った後は、ペーパータオルやティッシュで水をふき取り、しっかり乾燥させます。家族でタオルを共有することは避けましょう。いつでも手指を消毒できるように、消毒用アルコールを準備しておくとよいです。
Q3. 食事の時気をつけることは?
A. 感染の可能性のある人と食事する際は、食器の共用は避けます。使用後の食器は、消毒液に5分以上浸した後、通常の洗浄を行えば、その後の他の人への使用は可能です。
食事は、別々に盛り付けます。
大皿からの取り分けはしない。
使用後の食器は、通常の洗浄後、他の人への使用可。
Q4. 衣類・寝具はどうすればよいですか?
A. 共用は避けます。衣類・布団や枕カバーは、下痢、嘔吐などの体液がついている可能性がある場合は、80℃、10分以上の熱湯消毒をしてから、通常の洗濯を行います。気になる場合は、他の人の分とは分けて洗濯しましょう。 色落ちが気にならないものであれば、薄めた次亜塩素酸ナトリウム水溶液(0.02%で使用する)も有効です。
・80度の熱湯をバケツに入れ、10分浸漬。
・熱水消毒後、通常の洗濯
Q5. トイレに関して気をつけることは?
A. 感染の可能性のある人が使用した後、ふたがあるトイレの場合は、ウイルスが飛散しないようにふたを閉めて水を流しましょう。・トイレ内はよく換気するように心がけましょう。
・感染の可能性のある人が使用した後、便器・便座・ドアノブ・照明スイッチ・ 流水レバーなど手が触れる部分は、消毒液に浸したティッシュや雑巾で拭きます。
◆トイレの清掃・換気
・ 使用後は、便器・便座・ドアノブ・照明スイッチ・流水レバーなど手が触れる部分を消毒液に浸したクロスで拭く。
・消毒薬:アルコールあるいは0.02%に希釈した次亜塩素酸ナトリウム水溶液
Q6. 部屋の換気は必要ですか?
A. 1~2時間に一度、5~10分程度窓を大きく開け、室内の空気を入れ換えます。
Q7. ゴミを捨てるときに、気をつけることは?
A. 発症した人の唾液や喀痰を拭うのに使用したティッシュや、看護に使用したものを捨てるときは、あらかじめゴミ箱にビニール袋をかけ、そこに入れるようにします。ビニール袋の口を縛り、捨てたティッシュに手が触れないようにしてください。
Q8. 部屋の清掃は?
A. 手がよく触れるところ、たとえば、テーブル、ドアノブ、トイレなどは、1日1回 以上、消毒用アルコールで消毒します。
体液や排泄物による目に見える汚れがある場合は、消毒液(希釈した次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤))に浸した使い捨て出来るキッチンペーパー等などで拭きます。漂白剤を使用した場合、金属はさびてしまう可能性があるため、消毒薬で拭いたあとに水拭きを行いましょう。消毒用アルコールも効果があります。
※ペットボトルを利用すると簡単です。
 キャップ1杯が5mLに相当します。
参考
消毒液(次亜塩素酸ナトリウムの希釈液)の作り方
・使用濃度
 0.1%
・原液濃度※
 5%
・方法
 500mLのペットボトル1本の水に原液10mL
(ペットボトルのキャップ2杯)
・使用目的
 おう吐物、ふん便の処理時
・使用濃度
 0.02%
・原液濃度※
 5%
・方法
 2リットルのペットボトル1本の水に原液10mL
(ペットボトルのキャップ2杯)
・使用目的
 調理器具、トイレのドアノブ、便座、床、衣類などの消毒
※塩素系漂白剤は商品により塩素濃度が異なるので確認して下さい。
注意すること!
次亜塩素酸ナトリウムを使用するときは:
・消毒するときは、十分に換気してください。
・希釈したものは時間がたつにつれ効果が減っていきます。
 その都度使い切るようにしましょう。
・誤飲しないよう、作り置きはやめましょう。
・手指の消毒には使用しないで下さい。
・保管する際は、危険なので子供などの手の届かないところに保管しましょう。
監修:賀来満夫(東北医科薬科大学医学部感染症学教室)
作成:東北医科薬科大学病院感染制御部・仙台東部地区感染対策チーム

http://スマホラジオ.net/health/corona/handbook/p2/