2021年4月10日
岩手日報 21面
熱帯の木 年2本犠牲に  日本人1人の 消費行動で・・・
総合地球環境学研究所調査
食物や木材生産通じ
 日本人は農作物や木材の消費を通じて、東南アジアやアフリカの森の木を1人が年に2本ずつ切り倒しているー。総合地球環境学研究所の金本圭一朗准教授らが9日までに、世界各国の消費行動がどの地域でどれほどの森林伐採を引き起こしているかを調べ、英科学誌に発表(G7)や中国は木材や大豆、牛肉などの輸入を通じて世界中で森林を減少させていた。日本は特にマーガリンや揚げ油などに使われるパーム油のほか、コーヒ上豆や綿を消費することで、熱帯を中心とした森林に大きな影響を与えていた2.22本、そのうち2.07本が国外だった。
 G7の平均は1人当たり年4本で、大半の国が森林伐採の9割を国外で引き起こしていた。
 大豆やパーム油の生産は、生物多様性を支え、二酸化炭素(CO2)吸収の役割が大きい熱帯林を大きく減少させるとされる。金本さんは「サプライチェーン(調達・供給網)に注目し、森林伐採を伴わない商品の輸入や消費を意識するべきだ」と話した。