読売新聞
2021/05/05
米ファイザー、 ワクチン売上高 2.8兆円の見通し… 21年に25億回分生産も
【ニューヨーク=小林泰明】米製薬大手ファイザーは4日、新型コロナウイルスワクチンの21年通期の売上高が約260億ドル(約2.8兆円)になるとの見通しを発表した。2月に発表した約150億ドルから大幅に引き上げた。各国との契約に基づき、21年に16億回分を納入する予定という。生産能力を増強しており、21年は25億回分を生産できる可能性があるという。
 ワクチンは独 ビオンテックと共同開発したもので、米国をはじめ各国で利用が広がっており、日本でも接種が始まっている。5月初めまでに約4億回分を出荷したという。
 ファイザーの1~3月期決算は、新型コロナワクチンの売り上げが伸びたことなどから、売上高が前年同期比45%増の約146億ドル、最終利益は45%増の約49億ドルと増収増益だった。新型コロナワクチンの売上高は約35億ドル(約3800億円)だった。
 アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は「ワクチンの生産と出荷を加速しており、多くの場合、契約の納期を上回るペースで進んでいる」としている。